ここ最近、めっきり酒に弱くなってきた。50歳が近づくころから、薄々感じていたことではある。しかしここ最近は、焼酎のロックを5杯、6杯飲むと3次会以降の記憶がない。

 もちろん、同年齢の人からすれば、それでも強いと言われるが、当の本人にしてみれば、“最強の時代”と比べて、急激な劣化は悲しいものがある。九州以外の人からみれば「酒が強い弱いなんてどうでもいいだろう」と言われるのかもしれない。しかし、ここ九州に生まれた人間として、「酒が弱い男」と言われると「ダメな男」と言われているように感じてしまう。

 飲んだ後、記憶を失うのは「ブラックアウト」と呼ばれている。ブラックアウトは、アルコールで脳細胞が破壊されるのではなく、ニューロン内のステロイドが、これ以上の情報を入力できないよう、遮断するために起きると考えられているらしい。つまり、記憶後に忘れてしまうというわけではなく、そもそも脳に入力されていないのだ。本人は普通に会話し、飲んでいたとしても、記憶がなくなるのはそういうわけなのだろう。

酒に弱くなってきた虎、衰えを知り始めるの画像

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