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虎の巻「父親の娘との付き合い方」

2014/01/16

 明けましておめでとうございます。今年は、診療報酬改定などが控えており、大変な一年になりそうだ。そんなことも忘れ、私は年末年始に掛けて思いっきり気分転換してきた。

長女と2人きりで海外での年越し!
 私の親父は古い男だから、大晦日は家族全員で年越しそばを食べ、年明けは家族全員でお雑煮を食べるという日本古来の習慣を大事にしてきた。しかし今年、ついにその習慣を打ち破り、生まれて初めて海外での年越しを敢行した。それも、長女と私の2人きりでのグアム旅行だ。

 なぜそうなったのかと言えば現在、我が家の次女と三女は受験生であり、来年は長女に医学部受験が待っている。厳しい受験の前の年ぐらい楽しい年越しをしようということで、2人きりで旅行に行くことになったのだ。

 では、どこに行くか。長女に希望を聞いたところ、「ダイビングができるところがいい」と言う。私は、10年ほど前からライセンスを取得してスキューバダイビングをしており、旅行先で長女を体験ダイビングに付き合わせることもあった。すると昨年、長女もライセンスが欲しいと言い出し、熊本でライセンスを取得。そこで、ダイビングスポットも多いグアムで年越しをすることに決まった。

 昨年末、オッサン8人が集まったクリスマスパーティーの席上、たまたまグアム行きの話題になった。するとほろ酔い気味のオッサンからは、「17歳の女子高生が本当に親父と2人きりで行くのか?!」「娘のような飲み屋のお姉ちゃんじゃないか?!」「俺の娘は絶対無理だ」などなど、疑念や羨望の声を数々いただいた。

 そこで私は自慢げに、これまでのたゆまぬ努力を解説して差し上げた。実は私、「年頃の娘とどうしたら仲良く旅行ができるのか」という超難問に関して、十数年にわたって研究に研究を重ねてきたのだ。

 例えばスナックやクラブに行った時、大抵のオッサンは、隣に座った年若い女性に「若いねー、年いくつ?」と質問する。しかし私は決してそうは聞かない。「ねえ君のお父さんいくつ?」と質問するようにしている。隣に座った女性が22歳なのか26歳なのか、そんなことは正直どうでもいいからだ。

娘はいつから父親が嫌いか
 そんな不毛な質問ではなく、まず父親の年齢を聞いてみる。次に、父親をどう思っているか質すのだ。そこでもし、父親との仲が悪ければ、いつから悪くなったのか、どこが嫌いなのかを聞いていく。この地道な研究を何百回と蓄積するうちに、幾つかの結論に達した。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
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 本連載、「東謙二の“虎”の病院経営日記」が1冊の本になりました。約10年間の掲載からよりぬきの回を「病院経営」「連携・救急」「医療の話」「ひと・酒」の4テーマに分け収録。書き下ろし「中小病院が生き残るための15箇条」の章は、「敵対より連携」「コバンザメ医療経営のススメ」「中小病院の生きる道」「2代目は本当にだめか」「同族経営と事業承継」……など、民間医療機関の経営者には必読の内容となっています。
(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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