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映画「おくりびと」と外科医とレバ刺しの話

2009/03/30

 熊本で魚がうまいといえば天草の海ですが、その天草出身の放送作家・小山薫堂氏が脚本を担当した映画「おくりびと」。いやあ、私も遅ればせながら観ましたが感動しました。都会から田舎に帰った青年が、納棺師になるまでの話ですが、様々な要素が含まれており、感動とともに考えさせられる点も多い作品でした。日本人固有とも言える美意識をアカデミー賞が評価するなんて、映画もすごいがアカデミー賞の選考委員もすごいと思いました。医療の現場でも患者の家族が「死」という現実に直面して感情が揺れ動くさまを目にすることが多々あります。この映画を観て、日本人が死や差別などに対して抱く感情の複雑さについて改めて考えさせられました。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
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『“虎”の病院経営日記 コバンザメ医療経営のススメ』
好評発売中

 本連載、「東謙二の“虎”の病院経営日記」が1冊の本になりました。約10年間の掲載からよりぬきの回を「病院経営」「連携・救急」「医療の話」「ひと・酒」の4テーマに分け収録。書き下ろし「中小病院が生き残るための15箇条」の章は、「敵対より連携」「コバンザメ医療経営のススメ」「中小病院の生きる道」「2代目は本当にだめか」「同族経営と事業承継」……など、民間医療機関の経営者には必読の内容となっています。
(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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