前回に続き、医師のヘッドハンティングや公募採用の際に、私が臨床のキャリア以外のどんな部分を見ているかをお話ししようと思う。どんな民間病院でも、医師を採用する場合には、「その医師の採用が経営に寄与するか」を重視する。端的に言えば、“客を呼べる”医者が欲しい。それまでの勤務先でどれだけの数の患者を診ていたかが、一つのバロメーターになる。ブランド力で患者を集められない一般の市中病院で、相応の数の外来患者を診ているような医師はポイントが高くなる。
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連載の紹介
ヘッドハンターXの「こんな医者いらない!」
X氏は、医師限定の敏腕ヘッドハンター。クライアントである病院からの依頼に基づき、“できる医師”を引き抜いて紹介するのが彼の仕事。物腰は柔らかだが、その眼鏡の奥では20余年の経験を生かした慧眼が光る。ヘッドハントの成功&失敗例を通じて、できる医師とダメ医者の境界線をあぶり出してもらう。
※ここで取り上げるエピソードは、個人が特定されないよう、実際の情報を一部変更しています。
※ここで取り上げるエピソードは、個人が特定されないよう、実際の情報を一部変更しています。
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