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医薬品添付文書の読み方Part2
ラシックスを大量静注、毎分何mg以下で投与?

2016/09/26
荒井 有美(北里大学病院医療の質・安全推進室)

 前回に引き続き、医薬品添付文書の読み方を解説します。今回は、「用法・用量」と「適用上の注意」の項目を中心にチェックしていきましょう。


問題
 次のうち、薬剤を使用する際の注意として適切なものはどれでしょうか?

【1】パンスポリン静注用(一般名セフォチアム塩酸塩)は、溶解後は速やかに使用する。やむを得ず保存を必要とする場合でも8時間以内に使用する。

【2】ニトログリセリン静注は塩化ビニル製の輸液容器や輸液セットではなく、ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレン製の輸液容器を使用する。

【3】アタラックス-P注射液(ヒドロキシジン塩酸塩)を筋肉内注射した後は、注射部位を強く揉まない。

【4】ラシックス注(フロセミド)を大量静脈注射の必要がある場合、投与速度は4mg/分以下となるように調節する。

著者プロフィール

荒井有美(北里大学病院医療の質・安全推進室専従医療安全管理者、保健師・看護師・薬剤師)●あらい ゆみ氏。1990年北里大学薬学部卒業後、同大東病院薬剤部に勤務。97年同大看護学部に社会人入学し、2001年同大病院に看護師として入職。現在は専従医療安全管理者として病院全般にわたるリスクマネジメントに従事している。

連載の紹介

荒井有美の「今さら聞けない薬の話」
薬剤師と看護師のダブルライセンスを持つ荒井有美氏が、看護師が臨床現場で本当に必要な薬の知識を、クイズ形式でわかりやすく解説します。監修:古川裕之氏(山口大学病院薬剤部長)

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