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[CASE20]
死を目前にした88歳の父と娘をどうサポート?

2021/12/29
川上 加奈子(よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任)

【困難事例20】主治医の治療方針(自宅での看取り)を本当に理解しているのか

 癒着性腹膜炎でイレウスを繰り返し、自宅療養を始めてかれこれ5年になる88歳男性のTさん。

 訪問開始当初は口から少しずつ食べることができていたが、イレウスを繰り返すうちに食べることができなくなり、2年前からは高カロリー輸液のみでの寝たきりの生活になっていた。

 これまでTさんがイレウスを起こすと、そのたびに救急搬送し、病院にてイレウス管を入れ対処していた。しかしTさんがかなり衰弱してきていることから、次回のイレウス発症時には病院搬送はせず、自宅で対症療法を行うとの治療方針が、主治医により決定された。

 それはつまり、自宅における看取りを意味していることから、本当に家族や利用者本人が、主治医の方針を理解し十分納得しているか、確認しておくべきではと考えカンファレンスを開くこととなった。

連載の紹介

カンファで解決!訪問看護の困難事例
よつば訪問看護リハビリステーション(横浜市瀬谷区)が行っている事例検討会を通して、訪問看護の現場で起こる様々な困難事例の解決方法を考えていきましょう。看護師の学び・仕事に役立つサイト「ナース専科」の協力でお届けします。
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