【困難事例12】細かく要求の多いLさんとのかかわり
前回までの経緯
60歳男性のLさんは、多発性硬化症で現在ベッド上での寝たきり生活を送っている。
かなり神経質であり、異常なまでのシーツのシワ伸ばしや尿道カテーテルの位置の再確認に、担当のヘルパーたちが疲弊し、どんどん辞めていく事態となったため、急遽、担当者会議が開かれることになった。
そこで、浮き彫りになったのは、ヘルパーたちがLさんの疾患からくる知覚異常を把握していなかったこと。そのために誤解が起きていたことも判明した。
そこで、ヘルパーとの情報共有をさらに強化するとともに、ヘルパーのかかわり方についても考えることとなった。