【困難事例12】ベッドのチリ1つで何度も呼ぶLさん
60歳男性のLさん。多発性硬化症により、現在ベッド上での寝たきりの生活。
82歳の母親との2人暮らしである。
細かいところが気になる性質である。ベッド上にあるチリ1つが気になり、1つひとつつまんでは、ゴミ箱を持ってこいとヘルパーや母親に要求するような言動がみられ、かなりの神経質である。
訪問看護では、主に摘便と尿道カテーテル管理を目的に週4回、訪問している。
看護師への要求も細かいが、ヘルパーにはもっと細かく、Lさんの要求の細かさについて行けずにヘルパーが疲弊し、どんどん辞めていく事態となり、急きょ、担当者会議が開かれた。