【困難事例11】さらにさまざまな認知症状が出始めたKさん
前回までの経緯
お料理好きで温厚な性格の72歳女性Kさん。糖尿病管理で訪問看護が入っていたが、毎回用意される手料理を受け取れないとお断りしたあたりから、Kさんの態度に変化が現れた。
もともと「誰かに見張られている」などの精神症状らしい発言はみられていたものの、料理を断わったことをきっかけに、妄想的な発言がかなり目立ち始め、会話が噛み合わないことも増えてきた。そこでケアマネジャーと相談し、認定調査を理由に、物忘れ外来への受診につなげることができた。