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[CASE11-01]
認知症の悪化は訪問時の食事を断ったせい!?

2020/11/26
川上 加奈子(よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任)

【困難事例11】認知症による妄想が進行していくKさん

 72歳女性のKさん。娘は1人いるが遠方に住んでおり1人暮らしである。

 始めは糖尿病の血糖値管理を目的に訪問看護が入っていた。もともと料理人のため、手料理で人をもてなすことが大好きで温厚な方であった。

 訪問時も「ちょっと煮物を作ったから食べてみてほしい」と言われ、断ると哀しい顔をされるため、味見程度にいただくこともあった。

 しかし、訪問を重ねるうちに、当たり前のように食事が用意されるようになり、さらに持ち帰り用にタッパーに詰めて準備する行動が見られ始めたため、食事の準備をされても困ること、受け取れないことをお話しした。

 Kさんは大変哀しまれていたが、さらにその日を境に、Kさんの様子が徐々に変化していった。

連載の紹介

カンファで解決!訪問看護の困難事例
よつば訪問看護リハビリステーション(横浜市瀬谷区)が行っている事例検討会を通して、訪問看護の現場で起こる様々な困難事例の解決方法を考えていきましょう。看護師の学び・仕事に役立つサイト「ナース専科」の協力でお届けします。
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