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[CASE10]
気付いていますか? 医療者と家族との温度差

2020/10/29
川上 加奈子(よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任)

【困難事例10】自宅の環境整備を「まだ必要ない」と断るご夫婦のケース

 80歳女性のJさん。膀胱がんで治療中。

 3年前にがんが発見されたとき、外科的な手術をするかどうか迷ったが、手術はせず内科的な治療で、残りの人生を夫婦2人で楽しみながら過ごすことを決め、現在に至る。

 最近までは大きな体調の変化は見られなかったが、膀胱の腫瘍が大きくなるにつれ、血尿が出たり、浮腫で脚がパンパンになったり、倦怠感が増え、転倒も増えてきていた。

 主な介護者は81歳の夫である。娘も毎日のように様子を見には来ているが、同居してはいない。

 そんな矢先、Jさんがベッドから滑り落ち、立ち上がれないとの連絡があり、緊急対応を行った。

連載の紹介

カンファで解決!訪問看護の困難事例
よつば訪問看護リハビリステーション(横浜市瀬谷区)が行っている事例検討会を通して、訪問看護の現場で起こる様々な困難事例の解決方法を考えていきましょう。看護師の学び・仕事に役立つサイト「ナース専科」の協力でお届けします。
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