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[CASE08]
サービス導入を拒む利用者にどうアプローチ?

2020/07/29
川上 加奈子(よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任)

【困難事例8】サービスの導入を拒否する利用者さんのケース

 78歳女性、Hさん。関節リウマチと間質性肺炎があり、治療を続けているものの炎症反応はCRP=8mg/dl前後で経過中。

 特に、下肢の関節の腫脹と痛み、熱感が強く、トイレ歩行もままならない状態である。

 娘と同居しているが、日中は独居。娘が食事の準備や掃除・洗濯はしているが、排泄に関しては、Hさん自身が娘に関与されることを嫌がり、娘自身もできないと言い、1日に1回程度、自身でリハビリパンツを交換する程度で、常に失禁状態が続いている。

 娘がポータブルトイレを購入し、ベッドサイドに置いたもののうまく活用できていない。

 また、入浴については、過去に風呂場で意識消失したことがあり、これがトラウマとなって半年近く保清ができていない状況である。

 慢性的な尿漏れにより、ベッドが腐りかけていたため、サービス開始と同時に介護用ベッドを導入。しかし寝室の尿臭は強く、Hさんには身体面のみならず、清潔面でも問題があると感じたケアマネジャーにより、訪問看護を含むサービスが開始されることとなった。

連載の紹介

カンファで解決!訪問看護の困難事例
よつば訪問看護リハビリステーション(横浜市瀬谷区)が行っている事例検討会を通して、訪問看護の現場で起こる様々な困難事例の解決方法を考えていきましょう。看護師の学び・仕事に役立つサイト「ナース専科plus」の協力でお届けします。
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