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第5回
転倒発生後に“必ずやる業務”をカイゼン!
「頭部CT読影依頼」と「部署カンファ」の仕組みづくり

2021/06/04
林麻古(トヨタ記念病院 医療安全管理グループ)

 こんにちは。トヨタ記念病院(愛知県豊田市)看護師の林麻古(はやし・あさこ)です。
私の転倒・転落ゼロ作戦のポリシーは、「現場で生かしてこそ転倒・転落ゼロへの道が拓(ひら)ける!」ということ。そのため、データを素早く現場にフィードバックすること、転倒・転落発生時の対応を明確にすること、現場で発生事例について振り返ることがポイントだと考えています。

 前回の連載では、転倒・転落発生時に慌てず確実に対応するための対策として、医療事故防止マニュアルの改訂アクションカードの作成について紹介させていただきました。今回は、転倒・転落発生後の「頭部CT読影システム」の構築と、発生後のカンファレンスをスムーズに進行し的確に振り返りを行うための「カンファレンス用紙」の作成という2つについてお伝えしたいと思います。

著者プロフィール

林 麻古(トヨタ記念病院 医療安全管理グループ主任)●はやし あさこ氏。1988年、トヨタ記念病院(愛知県豊田市)入職。2010年、外科病棟看護長(他院の看護師長にあたる)に就任。2017年から現職。医療安全管理グループは医師、看護師、放射線技師、理学療法士、薬剤師などから成る。各部署から集まったメンバーが転倒・転落、患者誤認、コミュニケーションエラーの防止活動を行う「トライアングルの会」も主催している。

連載の紹介

現場が挑む!転倒・転落ゼロ作戦
医療現場におけるインシデントの中でも患者要因が大きく、未然の防止が極めて難しいとされる転倒・転落。トヨタ記念病院ではこの“最難関”に挑むべく、発生件数の陰に隠れていたさまざまなデータを見える化し、未然の防止につなげる試みを行っています。転倒・転落低減に向けた奮闘記を、実際に作成したツールや現場の声などを交えてお届けします。

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