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リポート◎「日本救急看護学会学術集会」より
医師不在の離島で患者急変!その時、看護師は
鹿児島の離島、黒島で緊急時対応の仕組みを構築

2015/11/23
森下 紀代美=医学ライター

「島の看護師らが少しでも安心して対応できるよう、チェックリストを作った」と語る鹿児島大病院の福元幸志氏。

 医師が常駐しない離島で、診療所の看護師が島民の急変に安心して対応できるようにするための仕組みを、鹿児島大学病院看護部と三島村が協働で構築した。プロジェクトで中心的役割を果たした一人、同病院の診療看護師(NP)の福元幸志氏が、10月16、17日に佐賀市で開催された第17回日本救急看護学会学術集会のパネルディスカッション「シームレスな救急看護と在宅看護の連携」の中で、その概要について発表した。

 鹿児島県は離島が多く、離島巡回診療をはじめ、さまざまな場面で看護師が活躍している。福元氏は、離島へき地の看護職への直接技術支援などの地域貢献を目的とした鹿児島大学病院看護部のキャリアパス「地域看護コース」を修了した看護師らと共に、鹿児島県の委託事業「地域における訪問看護職等人材育成支援事業」に参加し、同県三島村で活動を行った。「地域看護コース」は、鹿児島県の抱える医療上の課題解決と共に、医療が病院完結型から地域・自宅完結型医療へと変化してきていることを踏まえ、医療機能の分化・連携の推進、地域ケア体制の整備に看護師が主体的に取り組み、地域への貢献を果たすことを目的としている。

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