日経メディカルAナーシングのロゴ画像

短期連載◎ナースのための「障害年金」の知識・第2回
障害年金を受けられるのはどんな患者さん?

 病気やけがで医療機関を受診する患者さんの中には、経済的な不安を抱えている人も多いと思います。そんな患者さんの不安を少しでも軽くするために活用してほしいのが、この連載のテーマである「障害年金」です。

 前回は、障害年金が障害者手帳とは関係なく、実際には様々な疾病やけがを対象としていることなど、制度の基本的な仕組みについてお話ししました。今回からは、実際にどのような患者さんが障害年金を受給しているのか、代表的な症例を挙げながらご紹介していきます。

障害年金受給のための「認定ルール」とは?
 これからご紹介する事例を理解するために、障害年金受給の前提となる認定のルールからご説明します。

 障害年金の受給を希望する人が、市区町村役場や年金事務所(国民年金か厚生年金かなどにより提出先が異なります)に障害年金の請求書類(年金請求書、診断書、初診日を証明する書面など)を提出すると、日本年金機構が「障害認定」を行います。障害認定とは、請求書類に記載された病気やけがの状態が障害年金の対象となるかどうかを認定することで、障害認定の結果、障害等級に該当すると判断されれば、障害年金を受給することができます。

 この障害認定は、「障害認定日」の状態で行います。障害認定日は、原則として「初診日から1年6カ月を経過した日」または「その症状が固定した日(これ以上治療の効果が期待できない状態となった日)」のどちらか早い日となりますが、表1の(1)~(7)に該当する場合は、1年6カ月を待つまでもなく、その日を障害認定日とします。これらは、それぞれの時点で、症状が固定したと判断されることから特例として認められたものです。

この記事を読んでいる人におすすめ