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リポート◎セミナー「昨年1000カ所増えた訪問看護の今」より
新卒・若手採用に動き出す訪問看護界
ステーション急増の裏で、安易に開設し閉鎖に至るケースも

 「昨年1000カ所増えた訪問看護の今 ~訪問看護を始めたい看護師・看護学生へ~」。こんなタイトルのセミナーが、5月18日、都内で開かれた。高まる在宅医療ニーズに応えるため、24時間対応が可能な訪問看護ステーションの充実と、新卒・若手看護師の積極採用の必要性が語られた。主催したのはNPO法人医桜。都内で訪問看護事業所を手がけるケアプロ(株)と共に企画した。

運営ノウハウ不足のまま開業も
 セミナーではまず、宮崎和加子氏(全国訪問看護事業協会事務局長)が、訪問看護ステーションの現状を報告した。診療報酬・介護報酬の後押しもあって、ステーション数は2012年以降、急増している(図1)。2014年4月1日現在、7474カ所。1年間で約700カ所増えた計算だ。ただし、「実は、この1年で新規開設したステーションは1000カ所ほどあった」と宮崎氏は説明する。つまり、開所早々、潰れてしまった事業所も少なくないというわけだ。「『もうかるらしい』と看護師を2.5人集めて安易に開設するケースもあると聞く。事業所数が増えてきたのはいいことだが、喜んでばかりいられない」と宮崎氏は指摘する。

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