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「高度実践看護師」活躍の将来像は?
東医歯大でシンポ、外来での独立した看護実践に期待

シンポジウム「高度実践看護師を核とした新たな医療提供システムへの提言」開催風景

 11月17日、東京医科歯科大でシンポジウム、「高度実践看護師を核とした新たな医療提供システムへの提言」が開かれた(写真)。

 米国では看護系大学院教育を受け、医師から独立して活動できる看護師を、「高度実践看護師(Advanced Practice Nurse:APN)」と定義している。CNS(Clinical Nurse Specialist)、NP(Nurse Practitioner)、助産師麻酔看護師等がそれに該当し、診断・処方など一定の裁量を持って活躍している。わが国においても、医療へのアクセス困難、在宅医療の広がり、看取り難民の増加など、医療が転換期を迎えており、APN育成の機運が高まっている。

 現在、国内においてAPNに近い役割を発揮しているのが、専門看護師だ。専門看護師の養成を行う日本看護系大学協議会は、将来的な裁量拡大を視野に新たな教育プログラムを作成。2012年から、病態生理学や薬理学など米国のAPN教育に準じた科目を追加した新カリキュラムによる資格認定を始めている。シンポジウムには、がん看護専門看護師の濱口恵子氏(がん研究会有明病院副看護部長)、精神看護専門看護師の宇佐美しおり氏(熊本大生命科学研究部教授)、看護書籍編集者である佐藤信也氏(ライフサポート社代表取締役)が登壇し、外来や地域におけるAPNの役割の重要性について訴えた。

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