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インタビュー◎どうなる?これからの看護界
「『特定看護師』の現場実践に手応え」
草間朋子氏(日本NP協議会会長、東京医療保健大副学長)に聞く

「一施設に特定看護師が一人入るだけで現場は大きく変わる」と話す東京医療保健大の草間朋子氏。写真:秋元忍

――大分県立看護科学大大学院に、日本初のナースプラクティショナー(NP)養成コースを開設して5年。NP養成大学院の数も増え、修了生の活躍が目立つようになってきました。

草間 2011年に最初の大学院修了生が誕生し、今年3月までに全国で合わせて約90人が修了しました。今年度、養成大学院がさらに1校増えて計7校となり、今後は毎年50~60人のペースで修了生を輩出していく予定です。

 一方で、国はこの間、看護師の役割拡大の検討を進めてきました。当初は「特定看護師」としての制度化案が示され、教員も学生も期待したのですが、3年半にわたる議論の末、最終的に特定行為に関する「研修制度」を創設する方針となりました。「特定看護師」の文言は消えてしまいましたが、日本NP協議会としては、修士課程を修了し医師の包括的指示の下で医療的介入、すなわち特定行為が行える看護師を、引き続き「特定看護師」と呼ぶことを考えています。当然、名乗る以上は質の担保も欠かせません。NP養成大学院では修了時、「NP資格認定試験」の受験を院生に課し、領域別の出題とはいえ医師国家試験レベルの知識を要求しています。

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