75歳男性。独居で問題なく生活できていたが、ここ数日間連絡が取れないと家族が心配して訪問したところ、家屋内で倒れているのを発見された。近医へ救急搬送されたが、対応困難と判断されて当院に転院搬送された。
精査の結果、脳内出血と診断され緊急入院となった。入院後に病棟ナースが全身状態の観察を行ったところ、殿部に広範囲の疼痛を伴う皮膚障害を発見した(写真1)。入院時には紙オムツを使用しており、排泄物の付着はなかった。皮膚障害部全体に疼痛があり、入院翌日に皮膚科を受診したところ、アズノール軟膏(一般名アズレン)が処方された。
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連載の紹介
Aナーシングクイズ
臨床現場でナースが判断に迷う場面を想定したクイズ。フィジカルアセスメントの知識から患者応対の仕方まで、各分野のエキスパートが幅広く出題します。明日の看護に役立つ解説ページは必見!“看護力”のチェックに、ぜひチャレンジしてください。
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