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日経ナーシングクイズ

急性期看護◎第7回
44歳女性。内視鏡検査中のSpO2低下

2014/05/28
能芝 範子(阪大病院集中治療部副師長、急性・重症患者看護専門看護師)

 胃潰瘍の精査のため、外来で内視鏡検査が行われることになった。検査前のバイタルサインは心拍数70回/分、血圧100/52mmHg、呼吸数12回/分、SpO298%(Room Air)であった。初めての胃カメラであり検査への不安も強く、鎮静下で検査が行われることになった。

 鎮静薬はプロポフォール(商品名ディプリバンほか)が選択され、静脈内持続投与が開始された。検査開始10分後にSpO2が84%まで低下したため、すぐに酸素投与を開始した。その他のバイタルサインは心拍数58回/分、血圧84/46mmHg、呼吸数8回/分であった。


 問 プロポフォールの特徴を踏まえ、SpO2低下時の対処として誤っているものを、次の(1)~(3)からすべて選べ

 (1)プロポフォールの効果発現は早いため、投与をすぐに中止し、マスク換気の準備もしながら呼吸状態を観察する。
 (2)プロポフォールの効果発現は遅く、この後さらに鎮静が深くなる可能性があるため、投与を中止して酸素投与を続けながら呼吸状態を観察する。
 (3)循環抑制も生じる可能性があるため、呼吸状態だけでなく心拍数のモニタリングと、こまめな血圧測定を行う。

連載の紹介

Aナーシングクイズ
臨床現場でナースが判断に迷う場面を想定したクイズ。フィジカルアセスメントの知識から患者応対の仕方まで、各分野のエキスパートが幅広く出題します。明日の看護に役立つ解説ページは必見!“看護力”のチェックに、ぜひチャレンジしてください。

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