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日経ナーシングクイズ

急性期看護◎第4回
56歳男性。術後の一過性意識消失

2014/02/24
能芝範子(阪大病院集中治療部副師長、急性・重症患者看護専門看護師)

 56歳男性。直腸癌に対し低位前方切除術を行った。手術翌日、バイタルサインの安定を確認した後(脈拍60回/分、血圧100/60mmHg、呼吸12回/分、SpO2 96%)、初回歩行に向けてまずは端座位となった。ほぼ自力で端座位になることができたが、少しふらつきが見られた後、急に脱力して看護師にもたれかかり、呼びかけに応じなくなった。

 すぐにベッド上で仰臥位へ戻すと、20秒程度で意識が回復した。離床中に不整脈は認めなかった。再度バイタルサインを確認すると、脈拍110回/分、血圧78/50mmHg、呼吸18回/分、SpO2 95%であった。血糖値にも異常はなかった。「座った途端に気分が悪くなった。今は大丈夫です」と話し、状況の理解はできているようであった。

問 意識が回復した直後の対応として、適切でないのはどれか? 
(1)バイタルサインを15分ごとに確認しながら、局所神経症状がないか確認する。
(2)「一過性脳虚血発作(TIA)が疑われる」と医師に報告し、頭部CT・MRI検査を直ちに行うよう提案する。
(3)貧血・脱水症状がないかを確認し、ドレーンの性状・量の変化を観察する。

連載の紹介

Aナーシングクイズ
臨床現場でナースが判断に迷う場面を想定したクイズ。フィジカルアセスメントの知識から患者応対の仕方まで、各分野のエキスパートが幅広く出題します。明日の看護に役立つ解説ページは必見!“看護力”のチェックに、ぜひチャレンジしてください。

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