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「外国人」のハンデを強みにできた理由

2022/02/09
ピネガー由紀

 「キミの英語力は素晴らしい。でも当大学の看護学部に外国人学生はいません。外国人のキミがネイティブ学生たちと一緒にやっていき、3年後に彼らと一緒に大学を卒業する自信はありますか?」リーマンショックの影響がまだ強く残るある冬の日、私は英国の大学で看護学部の入試面接の真っ最中だった。想定外の質問に、背中と脇が汗ばんだのを今でもはっきり覚えている。

 あれから10年以上の時が経ち、私は今、看護師としても多少の経験と立場が出来た。「外国人の看護学生」という、自分では克服できない弱点を「武器」に変えることを学んだ。今回は自分の短所を無理に克服せず「オンリーワン」として看護師のスキルに変えた経験をお話ししよう。

著者プロフィール

ピネガー由紀(英国正看護師、フリーランス医療通訳)●ぴねがー ゆき氏。2013年、英国マンチェスター大学看護学部卒。公営の急性期病院(NHS病院)の正看護師として、主に外科部門で病棟、手術前アセスメント、入院管理、学生指導などを担当。2015年よりフリーランス医療通訳としても活動を開始。2020年4月より新型コロナウイルス感染病棟に勤務。ツイッターで情報発信中。YouTubeでも医療英語やイギリスの看護師、連載中に出てくる英文を紹介します。

連載の紹介

ピネガー由紀の「英国NHS看護師の現場ルポ」
母国語同士でも要注意!「病院の言葉」の分かりにくさは、洋の東西を問わない──。英国の公的病院(NHS病院)で看護師として働く傍ら、医療通訳としても活躍している著者が、医療現場でよく使われる英語のフレーズを切り口に英国医療の今を伝えます。

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