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非常事態続く英国でワクチンに寄せられる期待

2021/03/19
ピネガー由紀

“Covid vaccine bookings are open now. If you have booked one, please let me know.”
(新型コロナウイルスワクチンの予約受付が始まりました。予約が完了したら、私の方まで報告をお願いします)

 1月中旬にかかる頃、朝のミーティングで病棟師長からワクチンの話があった。「ついに来たか!」 皆から安堵(あんど)と歓喜の声があふれる。すぐにパソコンの前にスタッフが群がり、院内のワクチン予約サイトにログインして予約可能な日程を調べる。

 「ええと、あさってと、その次の日が空いているよ。朝の9時から午後6時まで、1人当たり10分間隔(We have one for the day after tomorrow and another one for day after that. They are open from 9:00 am to 18:00, with a 10-minute slot per person.)」。随分急に大規模なワクチン接種が始まるのだと、皆が驚いた。今回は、英国でのワクチン接種を看護師の視点を通して、また自分の体験談も含めて書いていこう。

著者プロフィール

ピネガー由紀(英国正看護師、フリーランス医療通訳)●ぴねがー ゆき氏。2013年、英国マンチェスター大学看護学部卒。公営の急性期病院(NHS病院)の正看護師として、主に外科部門で病棟、手術前アセスメント、入院管理、学生指導などを担当。2015年よりフリーランス医療通訳としても活動を開始。2020年4月より新型コロナウイルス感染病棟に勤務。ツイッターで情報発信中。YouTubeでも医療英語やイギリスの看護師、連載中に出てくる英文を紹介します。

連載の紹介

ピネガー由紀の「英国NHS看護師の現場ルポ」
母国語同士でも要注意!「病院の言葉」の分かりにくさは、洋の東西を問わない──。英国の公的病院(NHS病院)で看護師として働く傍ら、医療通訳としても活躍している著者が、医療現場でよく使われる英語のフレーズを切り口に英国医療の今を伝えます。

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