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医師オーダーを読み解く

循環器科編◎第2回
事件はカテ室で起きている?それとも病棟で?(前)

2014/01/24
香坂俊(慶應大循環器内科特任講師)

 わが国では、医師法17条なる規定があり、医師のオーダーがないと医療行為が始まりません。そのオーダーを介して、看護師さんは業務のプランを立てていくわけですが、一行しか書いていないようなオーダーに意外な思い入れが潜んでいたり、煩雑で苦労するようなオーダーに実は意味がほとんどなかったりすることもあります。忙しい業務の中でもきちんとオーダーの優先順位を判断できることも重要な看護のスキルですが、医師のアタマの中はどうなっているのか、その結論だけを読んでもどうにもわかりにくいですよね。

 しかし、オーダーを出す側と受け手の側できちんと意志の疎通が図れていなくては、実害を被るのは患者さんです。また、優先順位の把握に加えて、受け手の立場からのその整合性に対する二重チェックを行うというのも看護の実務には欠かせないステップです。

 こんなところを橋渡しするために、この連載を始めさせていただきました。各疾患に対して典型的なオーダーをみていき、ときに知識のアップデートを含めながら、連載を続けていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

連載の紹介

医師オーダーを読み解く
ナース業務の“出発点”とも言える、医師のオーダー。観察指示から投与薬剤の変更まで内容は多岐に渡りますが、オーダーの出し手である医師と受け手側の看護師の共通認識が欠かせません。医師がどのような考えに基づきオーダーを出しているのか、その背景に迫ります。

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