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第9回
「心不全とともに生きる」患者をどう支援?

2020/10/27
藤原初美(武蔵野赤十字病院)

 心不全は、心臓のポンプ機能が低下することにより、息切れやむくみなどの様々な症状が出現する進行性で予後が悪い疾患です。

 2020年現在、日本における心不全の罹患患者数は約120万人と推定されており、2030年には130万人に達するといわれています。患者の70%以上は65歳以上の高齢者であるとされます。これは、心不全の原因となる心疾患(虚血性心疾患、高血圧性心疾患、心臓弁膜症など)が、加齢とともに増えるためです。

 高齢者は糖尿病や腎臓病など様々な既往歴を持っており、認知症や独居の患者も多くなっています。患者が、急性増悪を繰り返し徐々にADLが低下していく中でも心不全とともに生活していけるように、事例をもとに入退院や意思決定の支援について考えてみましょう。

連載の紹介

デキるナースの「ワザあり! 入退院支援」
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