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第21回
「生き心地のよい職場」とはどんな職場か

2020/11/13
久持修(やまき心理臨床オフィス代表・臨床心理士)

 最近、芸能人の自殺が立て続けに報道されています。私を含め、大変ショックを受けておられる方が多いのではないでしょうか。

 このようなニュースを耳にすると、コロナ禍において自殺が増えているような印象を持たれているかもしれませんが、実際のところ2020年4~7月にかけての全国の自殺者数は、昨年と比べて大きく下回っています。例年と比べても、明らかに今年のこの期間は自殺者数が減っていたのです。

 コロナ禍において自殺が減っている──。この要因について、まずは考えてみたいと思います。なお、コロナ禍による自殺者は今後増えていく可能性があり、8月には例年より自殺者が多かったことには注意が必要です。

著者プロフィール

久持修(やまき心理臨床オフィス代表)●ひさもち おさむ氏。臨床心理士。東京学芸大学教育学部卒業後、秋田大学大学院教育学研究科で臨床心理学を専攻する。長信田の森心療クリニックなどを経て現職。医療法人社団東京愛成会高月病院、多摩養育園、お茶の水女子大学非常勤講師、日本ブリーフサイコセラピー学会常任理事、日本トータルフットマネジメント協会評議員なども務める。著書に『ナースの心がラクになる すぐやるストレス解消術』(学研プラス、2015)がある。趣味は登山、ランニング、温泉。

連載の紹介

働く仲間を楽にする ナースのための人間関係メンテナンス術
ナースを取り巻く職場環境の中で「人間関係」は大きなストレス源であり、メンタルヘルスが悪化する主な原因の1つです。この連載では、「フラットな関係性の中で働きやすい環境をつくるには?」をテーマに、臨床心理士である筆者が、自分だけでなく仲間も楽になり、誰にとっても働きやすい職場となるような人間関係のあり方、そのつくり方、メンテナンス術などについてお伝えしていきます。

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