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第20回
「うさぎとかめ」に学ぶモチベーションのメンテ

2020/10/07
久持修(やまき心理臨床オフィス代表・臨床心理士)

 皆さんの仕事に対するモチベーションは、現在、どのような状態でしょうか?

 新型コロナ禍において、医療機関は大きな影響を受けています。特に、新型コロナ患者を受け入れる病棟に配属されているナースは大変です。仕事の負担(量的な負担のみならず感染リスクなどの負担も含め)が増えているにもかかわらず、報われないどころか害を受けていたりもしています。

 例えば、これだけ大変な思いをしているにもかかわらず、給与に反映されない(病院の経営状態が悪化して給与を下げられる場合もあるようです)。勤務先でエレベーターに乗っていると、別の職員から、新型コロナ患者受け入れ病棟に配属されているという理由で避けられたり嫌な顔をされたりする……。

 このような経験をすると、「私だって好きでやっているわけじゃない」とか「やってられないよ」などと思ってしまうのも無理はありません。

著者プロフィール

久持修(やまき心理臨床オフィス代表)●ひさもち おさむ氏。臨床心理士。東京学芸大学教育学部卒業後、秋田大学大学院教育学研究科で臨床心理学を専攻する。長信田の森心療クリニックなどを経て現職。医療法人社団東京愛成会高月病院、多摩養育園、お茶の水女子大学非常勤講師、日本ブリーフサイコセラピー学会常任理事、日本トータルフットマネジメント協会評議員なども務める。著書に『ナースの心がラクになる すぐやるストレス解消術』(学研プラス、2015)がある。趣味は登山、ランニング、温泉。

連載の紹介

働く仲間を楽にする ナースのための人間関係メンテナンス術
ナースを取り巻く職場環境の中で「人間関係」は大きなストレス源であり、メンタルヘルスが悪化する主な原因の1つです。この連載では、「フラットな関係性の中で働きやすい環境をつくるには?」をテーマに、臨床心理士である筆者が、自分だけでなく仲間も楽になり、誰にとっても働きやすい職場となるような人間関係のあり方、そのつくり方、メンテナンス術などについてお伝えしていきます。

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