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「いい病院」「いい条件」で働いていても

2019/07/12
看護のお仕事

人には「相性」というものがあります。
どんなにいい人でも自分との「相性」がよくなければ、
友人になったり、恋人に発展したりすることはありませんよね。

同じように職場にも「相性」があります。
しかし、「相性」は実際に関わってみないと分からないものです。


Iさんは新卒の時、珍しい症例などを数多く扱う、
マスコミでも何度も取り上げられている
有名な病院へと就職しました。

最新鋭の機器と最先端の医療技術。
その病院なら多くのことを学べて、
難病に苦しむ患者さんの役に立てるに違いない。
そう思い、働き始めたIさん。

初めはとにかく仕事を覚えるのに必死で、
あっという間に時間が過ぎていったそうです。

2年が過ぎ、仕事にも慣れましたが、
1年目よりハードになったと感じるようになりました。
残業はほぼ毎日、3、4時間は当たり前。
深夜勤での休憩は20分取れればましな方というハードさ。
休みも思うように取れないことも多かったそうです。

それでも他の病院では得られない
すごい経験をしているのだ。
そう思って、必死に頑張ってきました。

3年目の半ば頃、疲れが出たのか、
Iさんは体調を崩して4日間も休むはめに。
最初は自分が休んだせいで迷惑がかかっていないかと
寝ていても病院のことばかり考えていたIさん。

熱が引いた4日目に、
たまたま看護学校時代の友人から電話がきました。
久しぶりに病院以外の友人と話し、
リラックスできたIさんですが、
友人から「いい病院で働けてうらやましい」と言われ、
その時、初めて、自分が今の仕事に
“やりがい”を感じていないことに気づいたのだそうです。

「人から見ると、私はいい病院で
 いい条件で仕事しているのに、
 “やりがい”を感じてないなんて、ぜいたくですよね」

心のモヤモヤを、周囲の誰にも話せなかったIさんは、
私たちキャリアアドバイザーに
お電話をくださったのでした。

連載の紹介

キャリアお悩み相談室
病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど、看護師が抱えるキャリアの悩みをエピソード形式で紹介。「ナースときどき女子」「ハテナース」を運営する転職サービス「看護のお仕事」からお届けします。
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