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ミスばかりする新人の指導係をやめたい!

2019/06/07
看護のお仕事

入社してからずっと親身になってくれた先輩が
退職することになりました。

「まだ何も恩返しできていないのに」
と言うと、先輩は
「お前の後輩に返してくれればいいよ」
と答えました。

いつか自分も後輩にそう言いたいなと思い、
感謝の思いで先輩を見送りました。


さて、今回は28歳の看護師・Mさんのお話です。

Mさんは看護師になって2年間、
ひたすら仕事を覚えるのに必死になりながら
働いてきました。
ですが、3年目に入って新人の指導係についてからは、
ミスばかりする新人のせいで
いつも上司から自分が怒られ、
次第に出勤することがおっくうになってしまったというのです。

私たちキャリアアドバイザーに電話をくださり、
「転職すれば、そこでは新人になれますよね?」
と言うMさん。

ずっと走ってきたからこそ、
あふれ出た弱音だと感じられました。
しかし、このタイミングで転職することが
Mさんのためになるとは思えません。

Mさんは今の人間関係にも雇用条件にも不満はなく、
新人のこと以外に転職の理由はありませんでした。

そこで、その新人さんについて
少し話を伺ってみることにしました。

担当している新人さんはいつも不安そうなのに、
Mさんが「大丈夫?」と確認を取ると
「大丈夫です」と答えるのだそうです。
それでその場を任せると
その後、必ずミスをするとのこと。

Mさんにも自分の仕事があるので、
ずっと付きっきりで見ることはできません。
でも、後で尻拭いをする羽目になり、
結局、仕事が増えてしまい
ストレスがたまるばかり……。

そこで今度は、
新人さんが何を考えているかを理解してみようと
Mさんが新人だった頃の話を伺うことにしました。

「すごくイヤな先輩がいたんです」
と言うMさん。

その先輩はとにかく怖くて、威圧的。
質問したいけれど聞けないような雰囲気で、
Mさんは常に緊張し、
本来ならできることさえも
ミスをしてしまっていたそうです。

そんな話をしていると、Mさんがふと言いました。
「もしかして、私も質問させない雰囲気を出していたのかな」。

Mさんは自分の新人時代を思い出すことで、
自分が新人からどう見られているかに気付いたのでした。

連載の紹介

キャリアお悩み相談室
病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど、看護師が抱えるキャリアの悩みをエピソード形式で紹介。「ナースときどき女子」「ハテナース」を運営する転職サービス「看護のお仕事」からお届けします。
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