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「34歳の新人ナース」に病院見学を勧めたワケ

2019/01/11
看護のお仕事

最近、一般企業にお勤めだった方が
看護や介護の業界へ転職される、
というケースが非常に増えています。

社会のニーズも増えましたし、
将来のためにも「手に職を」という考えが
広がっているようです。

今回、ご紹介するKさんも、
一般企業に長くお勤めされた後、
看護学校へ通い、資格を取得された
34歳の新卒の方でした。

Kさんは、公立の看護学校へ通い、
実習を公立病院で行っていました。
卒業後は、そのまま実習先の病院へと就職。
病院に近い寮に入り、
新しい世界での第一歩を踏み出されたのでした。

しかし、新卒で、その病院の実習生だったことや、
病院からすぐの場所に住んでいることから、
無理なシフトや残業をお願いされることが多く、
立場的にも環境的にも、断りづらかったKさんは
連日、朝7時出勤で、帰宅は22時過ぎという
ハードな日々を送ることになったのです。

公立の大きな病院で、とにかく忙しい急性期。
「新人だからやらなきゃ」という思いは、
やがて看護師という仕事に対する嫌悪へと
変わりつつありました。

「正職員になれば、
 もっと患者さんとしっかり向き合う
 看護ができると思っていたんです」
と話すKさん。

Kさんは、実習もその病院で行い
他の環境を知らなかったので、
その病院の看護=看護師の仕事、
と思っていたのでした。

体力のある20代の新卒の方なら、
規模が大きくて忙しい急性期で
まずは経験を積むこともお勧めできます。

でも、34歳だからこそ、
Kさんには自分がやりたかった看護を
“今から”目指してほしいと思いました。

そのためにも、1つの病院だけではなく
もっと広い視野で看護の仕事を知って、
選んでいただきたいと思い、
「病院見学」をお勧めしました。

ご紹介したのは、Kさんが目指していた
「じっくり患者さんと向き合える看護」を
実践できる病院です。

しかし、あえて療養病棟ではなく、
回復期の病棟を選びました。
今までの急性期での医療行為が
極端に減ってしまわない方がよいと思ったからです。

連載の紹介

キャリアお悩み相談室
病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど、看護師が抱えるキャリアの悩みをエピソード形式で紹介。「ナースときどき女子」「ハテナース」を運営する転職サービス「看護のお仕事」からお届けします。
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