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口元が見える普段使いのマスクが欲しい

2021/07/20
小林光恵

イラスト:立花 満

 フェース・ツー・フェースでコミュニケーションする際の基本的要素は(1)言語情報、(2)聴覚情報、(3)視覚情報──の3つで、これらがメッセージを正確に伝えるため互いに支え合っています。米国の心理学者アルバート・メラビアンは、単なる事務連絡ではなく好意や反感などの感情を伝達するとき、これら3要素に不一致や矛盾があれば、メッセージの受け手の印象は次の割合で影響を受けると結論し、1972年に自著『Silent Messages』(邦題:非言語コミュニケーション)を発表しました。

・言語情報(言葉で表現される話の内容)……7%
・聴覚情報(声の質感、話す速さ、声の大きさ、口調)……38%
・視覚情報(外見、表情、態度、ジェスチャー)……55%

 世に言う「メラビアンの法則」です。「7-38-55のルール」とも呼ばれるこの法則は、時に「つまり人は見た目が大事なのだ」とか、「だからノンバーバルコミュニケーションの方が人の心を動かすのだ」といった間違った解釈をされ、さらにそれが誇張されて独り歩きをしてしまいがちな面があります。それでも研究結果として色あせないのは、多くの人がこの割合を一見したとき、大いに意外に思うからではないでしょうか。

連載の紹介

小林光恵の「ほのぼのティータイム」
人気漫画「おたんこナース」の原案者である著者が、医療・介護の現場にまつわる話題から看護師のプライベートな悩みまで、気になるテーマを取り上げます。看護師が日常の中でふと感じる疑問や悩みなどに対して、著者ならではユニークな視点から新たな提案をします。仕事で疲れてホッと一息つきたい時におススメのコラムです。

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