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院内で遭遇した女装の患者さん、その正体は…

2021/05/14
小林光恵

イラスト:立花 満

 宮島葉子さん(43歳、仮名)は、A病院の循環器病棟の看護師です。2月の初め、彼女の母の宮島定子さん(81歳、仮名)がA病院に緊急入院しました。脳梗塞でした。素早い診断と治療が功を奏して大きな後遺症もなく経過し、2月中旬には同病院の西3(回復期リハビリテーション病棟)に移り、3月初めごろの退院に向けて療養計画が立てられました。西3は葉子さんの古巣です。

 定子さんが西3に移ったころ、葉子さんは明け方に父・洋輔さん(79歳、仮名)からの電話で起こされました。

 「母さんに面会できるように、何とか便宜を図ってくれ。母さんの今度の病棟は、葉子が前にいたところだろ」

 「はあ? コロナ禍での面会制限について説明があったでしょ。何とかなんて絶対にできない!」



連載の紹介

小林光恵の「ほのぼのティータイム」
人気漫画「おたんこナース」の原案者である著者が、医療・介護の現場にまつわる話題から看護師のプライベートな悩みまで、気になるテーマを取り上げます。看護師が日常の中でふと感じる疑問や悩みなどに対して、著者ならではユニークな視点から新たな提案をします。仕事で疲れてホッと一息つきたい時におススメのコラムです。

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