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第5回 意思決定支援の手順(1)
意思決定に「知識」が課題となる場合

2021/02/03
岩本ゆり(NPO法人楽患ねっと、楽患ナース訪問看護ステーション)

 いよいよ今回から、具体的な意思決定支援の手順について解説していきたいと思います。

 まずは、意思決定支援の定義をもう一度おさらいしたいと思います。NPO法人楽患ねっとの考える患者の意思決定支援とは、「患者の意思決定を困難にしている“真の課題”を抽出し、納得できる解決方法をともに考えること」です。

 本連載の第3回では、真の課題を抽出するためには、まず「意思決定を困難にしている“真の課題”とは何かを考えながら、傾聴すること」が、心構えとして必要であるとお伝えしました。

 今回は、この「考えながら」という部分についてお話ししていきます。

著者プロフィール

岩本ゆり(NPO法人楽患ねっと副理事長、楽患ナース訪問看護ステーション所長、医療コーディネーター)●いわもと ゆり氏。1994年東京医科大学看護専門学校、1995年三楽病院附属助産婦学院卒業。東京医科大学病院、東京大学附属病院勤務の後、2002年NPO法人楽患ねっとを設立し副理事長に就任。2003年医療コーディネーター開業。2007年楽患ナース株式会社取締役、2010年楽患ナース訪問看護ステーション所長。共著に『あなたの家にかえろう』(「おかえりなさい」プロジェクト)、『患者中心の意思決定支援:納得して決めるためのケア』(中央法規出版、2011)、『在宅医療 多職種連携ハンドブック』(法研、2016)などがある。

連載の紹介

楽患ナース岩本ゆりの「やってみよう! 意思決定支援」
「どんな治療を受けるべき?」「家に帰りたいけれど、どうしたらいいの?」など、医療の場で患者に次々と迫られる意思決定。看護師としてその支援を行い、医療コーディネーター(意思決定支援者)の活動・育成も行ってきた筆者が、「4つの視点」に基づくロジカルな意思決定支援法について分かりやすく解説。併せて、患者からの相談が多い事例への対応についてご紹介していきます。

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