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第4回
「傾聴」の落とし穴

2021/01/05
岩本ゆり(NPO法人楽患ねっと、楽患ナース訪問看護ステーション)

 皆様、新年あけましておめでとうございます。コロナ禍での新しい生活様式の中で迎える初めてのお正月、いかがお過ごしでしょうか?

 実家へ帰省するか否か、家族で集うか否か、人生は意思決定の積み重ねです。とりわけ平時でないときには、重要な意思決定が多くなると感じます。

 一つひとつを丁寧に、納得して決めていける心の余裕が持てる年となりますよう祈念します。

 さて、前回は意思決定支援の心構えとして、「意思決定を困難にしている“真の課題”とは何かを考えながら傾聴すること」が必要であると述べました。

 今回は、看護の基本スキルである「傾聴」のメリット・デメリットについておさらいし、傾聴の落とし穴についてお話ししたいと思います。

著者プロフィール

岩本ゆり(NPO法人楽患ねっと副理事長、楽患ナース訪問看護ステーション所長、医療コーディネーター)●いわもと ゆり氏。1994年東京医科大学看護専門学校、1995年三楽病院附属助産婦学院卒業。東京医科大学病院、東京大学附属病院勤務の後、2002年NPO法人楽患ねっとを設立し副理事長に就任。2003年医療コーディネーター開業。2007年楽患ナース株式会社取締役、2010年楽患ナース訪問看護ステーション所長。共著に『あなたの家にかえろう』(「おかえりなさい」プロジェクト)、『患者中心の意思決定支援:納得して決めるためのケア』(中央法規出版、2011)、『在宅医療 多職種連携ハンドブック』(法研、2016)などがある。

連載の紹介

楽患ナース岩本ゆりの「やってみよう! 意思決定支援」
「どんな治療を受けるべき?」「家に帰りたいけれど、どうしたらいいの?」など、医療の場で患者に次々と迫られる意思決定。看護師としてその支援を行い、医療コーディネーター(意思決定支援者)の活動・育成も行ってきた筆者が、「4つの視点」に基づくロジカルな意思決定支援法について分かりやすく解説。併せて、患者からの相談が多い事例への対応についてご紹介していきます。

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