
写真 マシモジャパンの「iSpO2」
先端にクリップセンサー、もう一方の先端にコネクタがある(上)。iPhoneやiPadにつなぐと、SpO2や脈拍数などが表示される(下)。
日常業務に欠かせない、酸素飽和度(SpO2)の測定。昨年11月、iPhoneやiPadに接続してSpO2を測定するパルスオキシメーター「iSpO2」をマシモジャパンが発売した(写真)。
iSpO2は先端にクリップセンサーがついており、もう一方の先端にiPhone、iPadと接続するコネクタがある。iPhone、iPadに接続すると、SpO2、脈拍数、末梢循環の定量的な指標である灌流指標(PI)、脈波形が一覧で表示され、脈拍に合わせて電子音が鳴る。「履歴」モードにすると、継時的な値の変化がグラフで示される(図)。
iSpO2の特徴は、センサーを装着している間、SpO2や脈拍数などの推移を連続してモニタリングできることだ。呼吸器や循環器疾患などを有する患者では、ある一時点のSpO2や脈拍数を見ただけでは、その値が徐々に低下しているのか、回復しつつあるのかといったことが分からないが、iSpO2を使えば、状態の変化が的確に捉えられる。