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がん患者の看取りは「老衰」を目指す

2016/06/15
平方 眞(愛和病院)
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通常、医療者は病気を治すことや、疾患によって命がなるべく短くならないように、また疾患によって不都合なことが起こらないようにと考えながら、治療を行います。しかし、病気が進んで、いわゆる終末期にさしかかると、病気を治すための治療も命を延ばすための治療も、効果が薄れてきます。昔の医療はその先を軽視する傾向がありましたが、積極的治療の効果がなくなっても医療が役に立つ場面はたくさんあります。

著者プロフィール

1990年山梨医科大学(現山梨大学)医学部卒業。武蔵野赤十字病院、町立厚岸病院、自治医科大学血液内科を経て、1994年に諏訪中央病院に着任。96年頃から訪問を中心に緩和ケアを開始し、98年に緩和ケア担当医長に就任。2009年から愛和病院副院長。著書に『看取りの技術』(日経BP)がある。

連載の紹介

平方眞の「看取りの技術」
国内に数少ない緩和ケア専門病院で副院長を務める筆者が、これまで1500人以上の患者を看取ってきた経験を基に、患者・家族をより良い死へと導くための技を紹介します。癌などの基礎疾患を抱えていても「最期は老衰を目指す」というのが、筆者の診療スタンス。そのノウハウとは——。
著書『看取りの技術』好評販売中

 これまで1500人以上の患者を看取ってきた著者が、患者に納得いく最期を迎えてもらうための“平方流”看取り方を公開。迫り来る「多死社会」を意味あるものにするため、患者を「より良く看取る」ための技と心得を、終末期医療に携わるすべての医療者に向けて伝授する。(平方 眞著、日経BP社、3240円税込)

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