全国訪問看護事業協会の「平成30年訪問看護ステーション数調査結果」を見ると、全国にある訪問看護ステーションの数は1万カ所を超えています。私の住んでいる東京都だけでも1054カ所という数値です。いざ訪問看護を始めようと思っても、この中から自分に合う職場を探すのは大変そうですね。
例えば、経営母体も病院に併設しているところ、看護師や理学療法士(PT)が立ち上げたところ、民間大手企業がチェーン展開しているところなどさまざまですし、小さな組織なので管理者の考えやカラーがダイレクトに反映される職場だと感じています。
母体が大きいと福利厚生が充実している、病院併設だと退院患者さんが利用者さんとして紹介されるので経営状態が安定するなどと聞きますが、それが一概に働きやすさにつながるとはいえないようです。
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著者プロフィール
きくまはっか氏●現役訪問看護師。10年の臨床経験ののち、11年の企業健康管理室勤務などを経て、45歳で訪問看護師デビュー。現在は、東京郊外の訪問看護ステーションで非常勤勤務。趣味は4年前に始めた俳句 。訪問中、自転車を漕ぎながら1句ひねることも。東京郊外に夫と猫2匹と暮らす。

連載の紹介
ぐるぐる訪問看護
父を在宅で看取った経験から、45歳で訪問看護師デビューをしたナースが、固くなった頭と身体をフル回転!して、ぐるぐる悩みながらも楽しく働く日々──。訪問先で出会う個性的な患者やその家族、同僚たちが巻き起こす、笑えてほのぼのするエピソードをお届けします。
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