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どこまでやる? 訪問看護の線引き

2019/01/24
菊間はっか

 住み慣れた自宅での生活を医療・看護の側面から支えることが訪問看護師の役割ですが、安全で快適な生活を送るためには、それなりに環境を整えておく必要があります。室内はきれいに掃除して、電球が切れたら交換して、食べ物は常に十分補充されていて……。

 しかし、訪問看護でさまざまなお宅に伺っていると、室内はゴミだらけ、電球は切れっぱなし、冷蔵庫は期限切れの食品しかないというお宅のなんと多いことか! 介護保険や医療保険でお伺いしている訪問看護師は、掃除や買い物などの生活支援は基本的には行わないことになっています。日常生活の支援が必要な方にはヘルパーサービスの利用をお勧めするわけですが、「看護師なので、お皿は洗いません。食事のお手伝いはしません」と、スパッと線引きができるというわけでもありません。

 夏場の流し台に汚れたお皿が重なっていて小バエが飛んでいたら洗うこともありますし、ちょっとしたメンテナンスだってしちゃいます。

著者プロフィール

きくまはっか氏●現役訪問看護師。10年の臨床経験ののち、11年の企業健康管理室勤務などを経て、45歳で訪問看護師デビュー。現在は、東京郊外の訪問看護ステーションで非常勤勤務。趣味は4年前に始めた俳句 。訪問中、自転車を漕ぎながら1句ひねることも。東京郊外に夫と猫2匹と暮らす。

連載の紹介

ぐるぐる訪問看護
父を在宅で看取った経験から、45歳で訪問看護師デビューをしたナースが、固くなった頭と身体をフル回転!して、ぐるぐる悩みながらも楽しく働く日々──。訪問先で出会う個性的な患者やその家族、同僚たちが巻き起こす、笑えてほのぼのするエピソードをお届けします。

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