訪問看護師ならば、必ずや散らかったお宅に訪問をしたことがあるでしょう。いわゆる「ゴミ屋敷」です。でも、週に数回、1時間程度しか訪問しない私たちにとっては「ゲゲゲッ!!」となるような環境も、利用者さんや家族にとっては大切な生活の場であり、家族の歴史を刻んできた場所です。

 90歳のハルコさん(仮名)は、そんなお宅で60代の息子さんと2人暮らしです。アルツハイマー型認知症が進行し、寝たきりで要介護5。息子さんは、大学で教鞭をとっていて多忙です。日中は独りで過ごすことが多いハルコさんは、脱水や便秘を繰り返していて、全身状態管理のために訪問看護を利用しています。

汚部屋で眠るハルコさんの画像

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