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汚部屋で眠るハルコさん

2018/07/18
菊間はっか
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 訪問看護師ならば、必ずや散らかったお宅に訪問をしたことがあるでしょう。いわゆる「ゴミ屋敷」です。でも、週に数回、1時間程度しか訪問しない私たちにとっては「ゲゲゲッ!!」となるような環境も、利用者さんや家族にとっては大切な生活の場であり、家族の歴史を刻んできた場所です。

 90歳のハルコさん(仮名)は、そんなお宅で60代の息子さんと2人暮らしです。アルツハイマー型認知症が進行し、寝たきりで要介護5。息子さんは、大学で教鞭をとっていて多忙です。日中は独りで過ごすことが多いハルコさんは、脱水や便秘を繰り返していて、全身状態管理のために訪問看護を利用しています。

著者プロフィール

きくまはっか氏●現役訪問看護師。10年の臨床経験ののち、11年の企業健康管理室勤務などを経て、45歳で訪問看護師デビュー。現在は、東京郊外の訪問看護ステーションで非常勤勤務。趣味は4年前に始めた俳句 。訪問中、自転車を漕ぎながら1句ひねることも。東京郊外に夫と猫2匹と暮らす。

連載の紹介

ぐるぐる訪問看護
父を在宅で看取った経験から、45歳で訪問看護師デビューをしたナースが、固くなった頭と身体をフル回転!して、ぐるぐる悩みながらも楽しく働く日々──。訪問先で出会う個性的な患者やその家族、同僚たちが巻き起こす、笑えてほのぼのするエピソードをお届けします。

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