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明日は我が身? 外国人患者とトラブらないために知っておきたいこと
外国人住民が最も増えているのは意外な◯◯県

2017/11/29
二見 茜(国立国際医療研究センター)

 Aナーシング読者のみなさま、はじめまして。今回から「グローバル看護七転び八起き」を連載します、国立国際医療研究センター特任研究員の二見茜と申します。旅行や留学、国際結婚、仕事などの理由で、日本に滞在する外国人数は年々増加しています(法務省『在留外国人統計』)。日本に来る外国人が増えれば、病気になる人も増えるので、つまり外国人患者も増えます。「でも、東京や大阪などの都市部のことでしょ。地方都市に住んでいる私には関係ないわ」なんて思っていませんか?

 確かに、外国人住民の実数が最も多いのは東京都です(参考)。しかし、2016年の全国の外国人人口増加率は、8.17%増と高い伸び率を示していて、最も高かったのは、佐賀県の13.21%でした。増加率が日本一だったことについて佐賀新聞は、「技能実習生の増加が顕著な上、2年前に日本語学校が2校開校し、留学生も増えたことが要因ではないか」と報じています。

 技能実習生や外国人労働者は、農業や製造業に従事するため、地方都市に住むケースが少なくありません。また、メジャーな観光地に飽きた日本大好きな外国人旅行者たちが、レアな体験を求めて地方都市に足を延ばしています。

著者プロフィール

二見茜◎ふたみあかね氏。国立国際医療研究センター特任研究員。音大卒業後、日系航空会社を経て、2013年聖母大学看護学部国際看護学専攻(現・上智大学人間科学部看護学科)卒業。2015年に国立国際医療研究センターに開設された国際診療部で、年間1000件以上の外国人患者症例の対応に奮闘する。趣味は料理で、訪日外国人向け料理教室の講師も務める。2017年4月より現職。

連載の紹介

グローバル看護 七転び八起き
訪日外国人・在留外国人の増加に伴い、看護師が日本とは全く違う文化圏の患者に対応することも珍しくなくなっています。このコラムでは、看護師と患者の「文化の違い」に着目し、外国人患者対応でトラブらないための具体的な対応方法を学びます。

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