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患者が心をひらく○○のヒント

2017/12/28
安部 正敏(札幌皮膚科クリニック、褥瘡・創傷治癒研究所)
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 前回、ホテルでの顛末を書いて以来、随分と間が開いてしまった。医師の中では、極めて暇人に分類される筆者ではあるが、こう見えて診療はきちんと行っており、特にこの夏はなかなか忙しかった。

 虫刺症、白癬、汗疹、日光皮膚炎など、夏場は多種多様な疾患にお目にかかる。そうして、漸く朝晩の暑さが陰りをみせた頃、秋の学会シーズンが始まる。日本褥瘡学会学術集会も毎年秋に開かれるのが常で、今年は盛岡であった。褥瘡学会は参加者が多いため、大都市圏で開催されることが多いが、風光明媚な岩手県の学会は楽しみであった。

 学術集会の内容は盛り沢山である。筆者が毎年関わっている「全部答えられるまで帰れま10」というパクリ企画も健在であった。内容をうっかりここに記すと、さらなるパクリ企画が出そうであるので詳細は記さぬが、学会参加初心者にも楽しみながら学んでいただける、要はクイズ形式のワークショップである。

 ありがたいことに、毎回満員御礼を頂戴するのであるが、今年の参加者は少なかった。企画する側は、舌を噛んで死んで

著者プロフィール

安部正敏(医療法人廣仁会札幌皮膚科クリニック副院長、褥瘡・創傷治癒研究所)●あべ まさとし氏。1993年群馬大学医学部卒。同大皮膚科入局。米テキサス大サウスウェスタンメディカルセンター細胞生物学部門研究員、群馬大皮膚科講師などを経て、2013年から現職。近年エッセー連載も多数。

連載の紹介

安部正敏の「肌と皮膚の隅で」
看護師が日常的に遭遇する皮膚疾患をテーマに、病態のメカニズムや治療の最新知見、スキンケアのピットフォールなどを解説するエッセー。看護師向けセミナーや書籍などで大人気の安部正敏医師が、分かりやすくレクチャーします。

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