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連載10回記念
【小説】皮膚科医は見た!毛染め報道の嘘と実

2016/01/20
安部 正敏(札幌皮膚科クリニック、褥瘡・創傷治癒研究所)
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 原稿催促のメールを送信してため息をついた。催促をオブラートのように隠す文章も上手くなったと先輩に褒められたが、ちっとも嬉しくない。川谷英里は迷っていた。髪をもう少し明るい色に染めたい――。別段深い理由もないのだが、強いて挙げれば来週の同窓会のためだろうか。学生時代から自他ともに認める真面目な学生であった自分を少しだけ変えてみたかったのかもしれない。

著者プロフィール

安部正敏(医療法人廣仁会札幌皮膚科クリニック副院長、褥瘡・創傷治癒研究所)●あべ まさとし氏。1993年群馬大学医学部卒。同大皮膚科入局。米テキサス大サウスウェスタンメディカルセンター細胞生物学部門研究員、群馬大皮膚科講師などを経て、2013年から現職。近年エッセー連載も多数。

連載の紹介

安部正敏の「肌と皮膚の隅で」
看護師が日常的に遭遇する皮膚疾患をテーマに、病態のメカニズムや治療の最新知見、スキンケアのピットフォールなどを解説するエッセー。看護師向けセミナーや書籍などで大人気の安部正敏医師が、分かりやすくレクチャーします。

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