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第6回
仮性包茎は少ない痛みで治せる

2013/12/03

 保護者から、包茎治療について相談を受けたとき、どのように対応をされていますか?今回ご紹介するのは、少ない痛みで仮性包茎を治療する方法です。

 陰茎の包皮が翻転できず、亀頭が露出されない状態を包茎(真性包茎)と呼びます。そして、包皮口がある程度広くて亀頭を露出できる状態を仮性包茎と言います。子どもは仮性包茎なのが自然な状態です。

 無理に包皮を翻転させて亀頭を露出させると、狭い包皮口が冠状溝に引っ掛かり、亀頭を絞扼して嵌頓包茎になってしまいます(写真1)。この状態になると、包皮による循環障害によって亀頭に著明な浮腫や疼痛が生じ、整復できない場合は切開などの緊急処置が必要な事態になってしまいます。

著者プロフィール

横井茂夫(横井こどもクリニック院長)●よこいしげお氏。1975年慈恵医大卒。国立大蔵病院・都立母子保健院を経て、1998年より現職。医師国家試験対策予備校のテコムで小児科の授業を34年間担当し、医師国家試験とCBTの模擬試験問題や解説書を作成している。乗馬、落語鑑賞、料理が趣味。

連載の紹介

泣かせない小児診療ABC
診療所は子どもに「痛い、怖い」と思われがちな場所です。医療従事者は、できる限り子どもの不安を最小限にして子ども達がその子なりに乗り越えていけるよう、手助けをする必要があります。本連載では、横井氏が試行錯誤の末たどり着いた子ども達の不安を減らす診療の工夫を、内科や総合医の開業医向けに紹介します。

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