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第71回 主訴:[発熱][口腔内の痛み]
発熱、口腔内の痛みを主訴に来院した37歳男性
青山周平(順天堂大学附属順天堂医院)

2013/10/18

■今回は亀田総合病院より症例を提示させていただきます。

順天堂大学附属順天堂医院 青山周平先生

【患者】 37歳、男性

【主訴】 発熱、口腔内の痛み

【現病歴】
 入院13日前からの39℃台の発熱、悪寒、咽頭痛のため近医受診。レボフロキサシン→アモキシシリン・クラブラン酸が投与されるも間歇熱は持続。入院当日の朝より口腔内に火傷したような疼痛を自覚し、経口摂取困難となり、同時に肛門部に圧痛を伴う腫瘤も認めたため、精査加療目的で入院した。

 入院時採血にて白血球2500/μL、好中球100/μLと好中球減少を認めた。肛門周囲膿瘍の切開排膿が施行され、好中球減少性発熱に対してはピペラシリン・タゾバクタムが開始された(皮疹を認め、後日アズトレオナム+メトロニダゾールに変更)。

ROS陽性:口腔内の疼痛、肛門部痛、倦怠感、悪寒
ROS陰性:呼吸苦、胸痛、腹痛、排尿時痛、頻尿、残尿感、咳嗽、血便、黒色便

【既往歴】
2011年  痔核 当院外科にて入院加療。括約筋間瘻管結紮術施行。
2000年頃 左肩鎖関節の骨折
健診にて脂質異常症、肝臓機能障害指摘(詳細不明)

【家族歴】 
父方祖母:関節リウマチ
父方祖父:クモ膜下出血
母方祖父:パーキンソン病
母方祖母:大動脈解離
母方叔母:脳梗塞

【内服薬】
常用薬なし

【抗生剤処方歴】
入院13日前から9日前:レボフロキサシン
入院9日前から4日前:アモキシシリン・クラブラン酸

【アレルギー】
食事なし、薬剤なし

著者プロフィール

MedPeer(メドピア)●日経メディカル Onlineとメドピア(株)が共同運営する医師向けコミュニティーサイト。著名臨床研修指定病院との連携によるオンライン症例検討、薬剤に関する口コミ評価、各種のアンケートなどを実施。

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