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第44回 主訴: [食欲低下]
進行性の貧血がある76歳男性
岡田定(聖路加国際病院)

2013/01/18

聖路加国際病院 岡田定先生

【患者】 76歳、男性

【主訴】 食欲低下

【現病歴】
26年前から糖尿病があり他院で治療されている。17年前に当院で胃癌の内視鏡的粘膜切除術を受けた。15年前から前立腺肥大症に対して当院泌尿器科で治療を受けている。4年前と3年前には他院で経皮的冠動脈形成術を受けフォローされている。
2カ月ほど前から食欲が低下し、体重が60kgから57kgに減少した。貧血が認められ他院で鉄剤を処方されたが、悪心のために飲めなかった。今回、泌尿器科から進行性の貧血について内科に紹介受診となった。

【処方されている薬剤】
ピオグリタゾン、グリメピリド、ミグリトール、ニフェジピン、アスピリン(バイアスピリン)、ラフチジン、ピタバスタチンCa、オルメサルタン、カルベジロール、シロドシン、クエン酸第一鉄ナトリウム(フェロミア)

【当院の主な検査所見】
5年前WBC 8100/μL、Hb 14.6 g/dL、PLT 31.0万/μL
8カ月前WBC 6200/μL、RBC 266万/μL、Hb 10.1 g/dL、Ht 32.1%、PLT 20.3万/μL
1週間前 WBC 4600/μL、RBC 218万/μL、Hb 9.4 g/dL、Ht 28.3%、PLT19.4万/μL
BUN 18.5mg/dL、Cr 0.91 mg/dL、PSA 0.72 ng/mL
尿:SG 1.015、Pro -、OB-、Glu -、WBC -、Uro ±、ケトン -


Q どのような疾患を疑い、どのような身体所見に注目しますか。

補足説明

1.貧血の鑑別診断として、骨髄異形成症候群(骨髄異型症候群ではありません)、悪性貧血、薬剤性などが挙げられていますが、食欲低下や体重減少の原因はどう考えたらいいでしょうか。

2.どのような身体所見に注目したらいいでしょうか。


著者プロフィール

MedPeer(メドピア)●日経メディカル Onlineとメドピア(株)が共同運営する医師向けコミュニティーサイト。著名臨床研修指定病院との連携によるオンライン症例検討、薬剤に関する口コミ評価、各種のアンケートなどを実施。

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