日経メディカルのロゴ画像

第18回 主訴: [意識障害]
発熱、意識障害で緊急入院した58歳男性
石金正裕(聖路加国際病院)

2012/04/27

◎出題:聖路加国際病院 石金正裕先生

【患者プロフィール】
58歳、男性
健康保険未取得で医療機関通院歴がない。独居生活者。

【主訴】 意識障害

【現病歴】
家族によると、入院6日前に40℃前後の発熱があったと本人から電話で連絡があったという。5日前の夜に「熱は下がったが、体が疲れていて食べると吐いてしまうので、何かにあたったのではないか」というメールが家族に届いた。2日前に義理の息子が電話をかけたが、連絡がとれなかった。入院数時間前に、義理の息子が患者のマンション宅を訪れたところ、患者は布団から離れたところで寝ており、周囲やトイレに吐物がみられた。患者は目を見開いたままで会話が成立せず、呼吸も荒いため、救急車を要請し当院ERに搬送された。

【既往歴】
繰り返す結膜炎があり、市販の点眼薬で治療していた。

【嗜好歴】
喫煙:40~60本/日×35年、3年前から禁煙
飲酒:焼酎2~3杯/日

【家族歴】
父:心疾患、母:高血圧、脳出血、長男:糖尿病、次男:高血圧、高尿酸血症、三男:34歳で突然死

【入院時身体所見】
身長165cm、体重56kg、意識GCS E4V1M1、体温38.1℃、呼吸42回/分、脈拍127回/分(整)、血圧125/95mmHg、SpO2 88%(室内気)
<頭頸部>両眼球結膜に充血あり、眼瞼結膜に黄染なし、右眼に眼脂あり、点状出血なし、副鼻腔叩打痛なし、項部硬直あり、口腔内不衛生

著者プロフィール

MedPeer(メドピア)●日経メディカル Onlineとメドピア(株)が共同運営する医師向けコミュニティーサイト。著名臨床研修指定病院との連携によるオンライン症例検討、薬剤に関する口コミ評価、各種のアンケートなどを実施。

連載の紹介

MedPeer ケース・カンファレンス
医師が医師のために運営する日本最大の医師限定掲示板「MedPeer」では、会員医師がネット上で自由に参加できる症例検討会を実施中(iCC;インタラクティブ・ケース・カンファレンス)。その中から興味深い症例をピックアップして紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ