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ポイント別に見た診断へのアプローチ《1》 疾患の経過
虫垂炎は痛みが右下腹部へと移動する

2007/08/23

◆連載開始に当たって

 腹痛は、日常診療において最も一般的で重要な症状の1つである。しかし、腹痛の原因疾患は多岐にわたるため、いたずらに多くの検査を施行してしまう傾向にある。

 このようなことを避けるためにも、腹痛の診断に当たっては、まず頻度の高いコモンディジーズの臨床像を十分に理解しておくことが重要である。疾患の多くは、臨床経過や痛みの部位、身体所見により診断することができる。コモンディジーズの典型的な経過を理解することで、そこから外れた患者さんに対しても鑑別するべき疾患を想定し、効率の良い必要な検査を進めることができるのである。

 この連載では、腹痛を訴える患者を診察する際のポイントについて、前半では診察や検査方法などのポイント別に、後半では痛みの部位別に解説していく。(柏木 宏)

 

著者プロフィール

柏木 宏(同愛記念病院外科医長)●かしわぎ ひろし氏。1983年筑波大卒後、自治医大消化器一般外科に入局。同講師を経て、2000年から現職。日本大腸肛門病学会専門医。

連載の紹介

【臨床講座】動画で学ぶ 腹痛の診かた
腹痛は原因疾患が多岐に渡るため、鑑別にはコモンディジーズの経過をよく知っておくことが重要です。典型的な腹痛患者の様子と診察の仕方を動画で紹介しながら、所見の取り方や検査のポイントなどを解説します。

この連載のバックナンバー

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