鎖骨下静脈は、解剖学的には難しい位置にあるが、カテーテルを胸壁に固定できるため安定が良く、長期にわたって中心静脈を確保する手段として優れている。穿刺の角度は、深すぎると肺を穿刺して気胸を起こす危険があるので、なるべく針を寝かせてこの線に沿って鎖骨の下をくぐらせるように刺入する。穿刺の位置が上方にずれると、動脈を穿刺する危険があるので、注意が必要である。→ 医師会員限定コンテンツです。
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著者プロフィール
福家伸夫(帝京大学ちば総合医療センター救急集中治療センター教授)●ふけ のぶお氏。 1977年東大卒後、同大麻酔科入局。自治医大ICU講師、帝京大市原病院集中治療部助教授を経て、97年より現職。

連載の紹介
【臨床講座】動画で学ぶ 注射・穿刺
日常診療の中で何気なく行っている注射や穿刺。本連載では、注射と穿刺を「血管穿刺」「皮膚穿刺」「体腔穿刺」の3つに大別し、それぞれの手順をビデオで示しながら、スムーズかつ安全に行うコツを紹介します。
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