末梢静脈確保による静脈内点滴も、基本的には静脈内注射と同じ手順で行う。穿刺する静脈を十分うっ血させ、酒精綿で穿刺部位を消毒する。留置針は21~23ゲージ程度のものを使用する。一気に穿刺し、血液の逆流で静脈内に針が入ったことを確認したら、針をさらに進めて駆血帯をはずし、金属針を抜去する。点滴ラインを接続し、絆創膏でしっかりと固定する。固定が不十分だと針が静脈から抜けて薬液が漏れ、患者に苦痛を与えることになるので注意する。薬液がスムーズに流れていることを確認する。→ 医師会員限定コンテンツです。
新規に会員登録する
こちらは、医師限定コンテンツです。医師の方は会員登録してください。
著者プロフィール
福家伸夫(帝京大学ちば総合医療センター救急集中治療センター教授)●ふけ のぶお氏。 1977年東大卒後、同大麻酔科入局。自治医大ICU講師、帝京大市原病院集中治療部助教授を経て、97年より現職。

連載の紹介
【臨床講座】動画で学ぶ 注射・穿刺
日常診療の中で何気なく行っている注射や穿刺。本連載では、注射と穿刺を「血管穿刺」「皮膚穿刺」「体腔穿刺」の3つに大別し、それぞれの手順をビデオで示しながら、スムーズかつ安全に行うコツを紹介します。
この連載のバックナンバー
-
2007/04/09
医師限定コンテンツ -
2007/04/02
医師限定コンテンツ -
2007/03/26
医師限定コンテンツ -
2007/03/19
医師限定コンテンツ -
2007/03/12
医師限定コンテンツ